オンラインショップでランドセルを購入することには、たくさんのメリットがあります。
しかし、どのようなランドセルを購入するべきかしっかりと考えないと後悔することになります。価格が安いから、見た目がかっこいいからという理由だけでランドセルを選んではいけません。
「オンラインショップでランドセルを買おうと思ってるけど、注意点ってある?」
「ランドセルをネットで購入する場合には、どういうところに注目すればいいの?」
当記事ではそれらの疑問を解決すべく、ランドセルをネットで購入する際のポイントをご紹介いたします。
デパートで購入する場合にも役立つ知識をお届けいたしますので、これからお子様にランドセルを買ってあげようと考えている保護者の皆さんは、ぜひ購入前に当記事をお読みください。
ランドセルを買うならここを見て!ランドセルを選ぶ際のポイントとは?
ランドセルは子供にとって宝物です。お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんに買ってもらったランドセル。それは間違いなく子供にとって宝物ですし、大人になっても思い出す大切な記憶となるでしょう。
だからこそ、ランドセルを買い与える側としては、絶対に失敗したくないですし、子供が心から気に入ってくれるものを選びたいですよね。
子供の意見を聞いてみるというのも大切なことですが、ランドセルを購入する際には以下のことに注意してみてください。
②安すぎても高すぎてもダメ!ランドセルの価格と価格相場を見比べて判断する
③子供の意見を取り入れて、最高のデザイン・材質・カラーのランドセルを選ぶ
この3つのポイントを押さえておけば、ランドセル選びで失敗することはなくなります。
この記事では各ポイントについて、詳しく分かりやすく解説いたします。
①ランドセルの重さ、形状に注目!子供の体への負担を軽減できる製品を
まず注目すべきは、そのランドセルの重さや形状です。
ランドセルの重さは大体1,200g~1,500g程度ですが、それ以上に重いランドセルもあります。ランドセルはほぼ毎日背負って歩くものですから、できるだけ軽い製品のほうが子供の体への負担が少ないことは言うまでもありません。
しかし、ランドセル自体の重さだけでなく、その形状にも注意する必要があります。というのも、ランドセルの形状によっては「荷物がより重く感じてしまう」ことがあるからです。
ランドセル自体が軽くても、背負ったときに荷物が重く感じてしまう、事実腰や肩への負担が大きくなってしまうというような製品は避けるべきでしょう。
具体的には、ランドセルと背中に隙間ができない、ぴったりフィットする形状がベストです。
背負ったときにランドセルと背中がぴったりとくっつき、隙間ができない。このような形状のランドセルは、背負ったときに重さが真下に向かうため、子供の腰や肩への負担が減ります。「重さを感じにくい構造」になっているのです。
一方、ランドセルと背中に隙間ができてしまう、背負ったときに後ろへずり下がってしまうような形状の製品は、「荷物がより重く感じてしまう構造」だといえます。
背負ったとき、ランドセルが後ろへずり下がってしまうため、バランスを取るために子供は前傾姿勢を取ってしまいます。
前傾姿勢を取ると、背負ったものを前に引っ張るような格好になりますから、腰や肩への負担が増幅し、「荷物が重い」と感じてしまうのです。
ランドセル自体の重さは、実はそこまで重要ではありません。せいぜい数百グラムしか違わないからです。
最も重要なことはランドセルの形状であり、重さを感じにくい形状=背中にぴったりフィットする形状のランドセルを選ぶことが大切です。
デザインや色が可愛くても、この部分をクリアできていないランドセルは購入すべきではありません。
子供は色やデザインのみでランドセルを選んでしまいますが、できれば、子供が欲しがっているのと同じような色・デザインで、かつ背中にぴったりフィットする形状のランドセルを探したほうがよいでしょう。
デパートで購入する場合には、実際にランドセルに重しを入れて子供に背負わせ、どのランドセルが最も軽く感じるか確かめさせるのも良いかもしれませんね。
②安すぎても高すぎてもダメ!ランドセルの価格と価格相場を見比べて判断する
続いてはランドセルの価格について。この記事をお読みの方のなかには、もしかすると「あまりお金をかけたくない」とか、あるいは逆に「とびきり高級なランドセルを買ってやりたい」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかしランドセルは安すぎても高すぎても駄目なのです。そのランドセルの内容と価格、そしてランドセルの価格相場を見比べて、それが本当に良い商品なのかどうか判断する必要があります。
たとえば、安すぎるランドセルは前項で述べたような「荷物が重い」と感じる構造になっていることが多いです。
背中とランドセルに隙間ができてしまうような形状になっている、つまり体への負担軽減が考えられていない製品であることが多いのです。
他にも、事故防止機能や6年保証が付いていなかったり、収納ポケットが少なかったり、あまり丈夫でない素材を使用していたりと、値段相応の内容になっていることがほとんどです。
一方、高すぎるランドセルも考えものです。そのランドセルの価格が内容に見合ったものであればいいのですが、高機能でもない、高級な素材を使用してもいないのになぜか値段の高いランドセルは当然避けるべきでしょう。
具体的には、人工皮革を素材とするランドセルで10万円ほどする製品は、どう考えても「高すぎ」です。値段が高いからといって良質な製品であるとは限らないという点に注意してください。
重さを感じにくい構造で、かつデザインやカラーを自由に選べる優れたランドセルの、素材ごとの価格相場は以下の通りです。
牛革:6~8万円
コードバン:8~10万円
ネットでランドセルと検索すると、人工皮革ランドセルで1個1~2万円程度の製品も出てきます。
それらの格安ランドセルが悪いとは申しませんが、購入する際には、そのランドセルの形状等に問題がないかしっかりと確認することが大切です。
また、高級なランドセルを購入する場合には、素材に最低でも牛革、できればコードバンが使用されているものを選びましょう。
③子供の意見を取り入れて、最高のデザイン・材質・カラーのランドセルを選ぶ
ランドセルを選ぶときには、できれば子供の意見を取り入れたほうがよいでしょう。
今のランドセルは形状だけでなく、デザインや色もランドセルごとに違いますし、材質によって見え方も違います。
まずはランドセルのデザインについてお話しいたします。ランドセルのデザインは現在多様化しており、メーカーごと、そのメーカーの各シリーズごとに異なります。
たとえば、昔ながらのランドセルといった感じのシンプルなタイプもありますし、カブセ(ランドセルの蓋)に金の縁取りがあって高級感のあるタイプや、額縁のような模様の入ったタイプ、ミニイラストが刺繍されたタイプなどがあります。ディズニーなどのキャラクターランドセルもあるのです。
材質によってもランドセルの見栄えは違ってきます。最も一般的なのは人工皮革です。
人工皮革は牛革やコードバンに比べると多少見栄えは劣りますが、そのぶん軽量で汚れに強いなど、実用面におけるメリットがあります。
現状、ランドセルの約八割がこの人工皮革を使用しており、デパートに置いてあるランドセルなどはほぼ人工皮革製品だと考えてよいでしょう。
一方、牛革やコードバンは気品・風格のある見た目で、高級感のあるデザインとの相性ばっちりです。耐久性が高く、傷やシワに強いというメリットもあります。
ランドセルの材質は、その見栄えと、実用面におけるメリットとをセットで見る必要があるのです。総合的に優れているのは、やはり最も高級なコードバンですね。
そして最後にランドセルの色。これもよくよく考える必要があるでしょう。
各メーカー直営のオンラインショップには、最大10色ほどのカラーバリエーションが用意されています。シンプルな黒や赤はもちろん、青、緑、紫、ピンクなどといった色も用意されています。
子供の好きな色を選ぶのはもちろんですが、あまりに派手な色(たとえば金など)にすると、学校に行ったときに少し浮いてしまうかもしれません。
ランドセルはまだまだ黒や赤が主流で、それ以外の色のランドセルを使用している子供は少数派ですし、中でも派手な色のランドセルを使用している子はほとんどいない状況です。
派手な色のランドセルだと確実に目立ちますから、その部分については子供としっかり話し合っておいたほうが良いかもしれません。
ただし、子供が「そんなの気にしない」と言うのであれば、個人的には好きな色のランドセルを購入してあげたほうが良いと思います。
ランドセルを選ぶ際のポイントまとめ
以上、ランドセルを選ぶ際のポイントをご紹介いたしました。
基本的なことではありますが、そのランドセルの形状、価格、材質やカラーに着目して選ぶことが大切です。
特に、ランドセルの形状や価格には注意してください。ランドセル自体は軽くても、形状によっては「荷物が重く感じる」こともありますし、価格が内容に見合っていない高すぎるランドセルもあります。
ここで3つのポイントをおさらいしておきましょう。
②安すぎても高すぎてもダメ!ランドセルの価格と価格相場を見比べて判断する
③子供の意見を取り入れて、最高のデザイン・材質・カラーのランドセルを選ぶ
以上の点に気をつけて、子供の意見を聞きながら、ランドセルを選ぶようにしてくださいね。