ランドセルは、一生に一度のプレゼント。できることなら、子供に特別なランドセルをプレゼントし、小学校卒業まで使ってもらいたいところですよね。
現状、ランドセルには様々な種類がありますが、品質で選ぶのなら「手作り&天然皮革のランドセル」がおすすめ。
牛革やコードバンのランドセルは丈夫で高級感があり、お子さんにもきっと気に入ってもらえることでしょう。
「子供に良いランドセルをプレゼントしたい。できれば手縫いのランドセルが良い」
「丈夫で高品質なランドセルを買ってあげたい。子供が気に入るものを贈りたい」
そんな皆さんには、高品質な手縫いランドセルで知られる「萬勇鞄」と「黒川鞄」がおすすめです。
この2つのメーカーは、入学式の9ヶ月ほど前、前年の夏ごろにはすべての商品が売り切れてしまうほど大人気。手縫いランドセルの購入を検討されている方にはぴったりです。
当記事では、萬勇鞄と黒川鞄の特徴や価格などを比較してみたいと思います。ランドセル選びの参考にしていただければ幸いです。
手縫いランドセルならコレ!萬勇鞄と黒川鞄の特徴や価格とは?
先ほども言いましたが、萬勇鞄と黒川鞄は入学式の9ヶ月前にはすべての商品が売り切れてしまう大人気メーカーとなっています。
それほどの人気はいったいどこから来るのでしょうか?
ここでは萬勇鞄と黒川鞄の共通点をまずご紹介したうえで、両メーカーの違いについてお話ししてまいります。
共通点①:主な素材が牛革もしくはコードバン
萬勇鞄と黒川鞄は、比較的高級なランドセルメーカーとして知られています。
両メーカーのランドセルがやや高額な理由のひとつは、牛革やコードバンといった天然皮革が使用されていることです。
ランドセルに使用されることの多い素材としては、人工皮革、牛革、コードバンの3種類が挙げられますが、牛革とコードバンは天然皮革であり、人工皮革よりは値段が高くなります。
CMでおなじみのフィットちゃんや天使のはねは人工皮革をメインの素材としており、価格が安いという特徴を持っています。
一方、萬勇鞄と黒川鞄は、主に牛革とコードバンを使用しているため、商品の平均的な価格は、人工皮革製品のそれよりも高くなるのです。
牛革の場合、人工皮革製品よりも1万円~2万円程度は高いと見積もっておいたほうがよいでしょう。コードバンについてはそれよりもさらに高額であることがほとんどです。
では、牛革とコードバンにはどのような特徴があるのでしょうか?以下の表をご覧ください。
見た目に高級感があり、傷やシワに強い。人工皮革よりも丈夫で高価。価格は6万円~9万円程度。長く使うことで次第に体になじんでくる。
馬のお尻の革をなめしたもの。高級感あふれる見た目。牛革よりも丈夫で、傷やシワにも強い。価格は9万円~10万円程度。長く使うことで次第に体になじんでくる。
以上が牛革とコードバンの特徴です。人工皮革よりも丈夫で長持ちする素材だと言えるでしょう。
ただし、人工皮革にも「汚れに強い」「耐水性に優れる」といった長所はありますので、人工皮革製品がダメだというわけではありません。
どちらも一長一短ですので、それぞれの素材の特徴を押さえたうえで、お子様の体や習慣にぴったりのものをお選びいただければと思います。
ちなみに、萬勇鞄と黒川鞄にも一部人工皮革製品はありますので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
[kanren id=”231″]
共通点②:手縫い、手作りにこだわっている
萬勇鞄と黒川鞄は、どちらも手縫い、手作りにこだわっているランドセルメーカーです。
どちらのメーカーも、革の型入れや裁断、仕上げの手縫いまで、すべての過程を自社工場で行っています。
その道のプロ、ランドセルの職人がひとつひとつ丁寧に作り上げたランドセル。大量生産のものよりも特別感がありますね。
しかし手縫い、手作りのランドセルというのは、それほどたくさん生産できるわけではないため、早く売り切れてしまうという側面もあります。特にこの2つのメーカーは非常に人気ですので、購入予約は早めに行ったほうがよいでしょう。
できれば入学式の1年程前、3~4月には公式サイトをチェックし始めたいところです。
どちらのメーカーもすでに2021年度分の資料請求の受付を開始していますので、ぜひ公式サイトにアクセスして、カタログ送付の申込をしてみてください。
共通点③:6年間の保証が付く
現在のランドセルメーカーの多くは、卒業までしっかりとサポートをしてもらえる6年保証を付けています。
もし万が一故障が見つかった場合には、無料で修理をしてもらえるのです。萬勇鞄と黒川鞄も、この6年保証を提供しています。
保証(無料修理)の対象となるのは、使用者に過失がない場合の故障のみです。たとえば錠前や肩ベルト、背カンなどに不具合が発生した場合には、無料で修理をしてもらえます。
ただし、細かな傷やシワ、カッターやハサミによる切り傷などは保証の対象となりませんのでご注意ください。
共通点④:体にぴったりフィットする形状で背負いやすい
ランドセルを選ぶとき、そのランドセルの重さを見るという方は多いのではないかと思います。
できるだけ軽いものを選んだほうが子供も喜ぶだろうという考えの方は多いでしょう。確かにそれは間違いではないのですが、実は、最も重要なことはランドセルの形状なのです。
安物や古いランドセルは、背負ったときに子供の背中と鞄とに隙間ができてしまいます。そうするとランドセルがずり落ちて、歩くときに鞄を前に引っ張るような格好になってしまうのです。
そうすると荷物がより重く感じてしまい、登下校がつらくなってしまいます。ランドセル自体は軽くても、形状がダメだと荷物は重く感じてしまうものなのです。
それに対し、萬勇鞄と黒川鞄が提供しているランドセルは、体にぴったりフィットする形状となっています。重心が下がらず安定し、背負いやすく、荷物が軽く感じるような構造になっているのです。
体にぴったりフィットするランドセルは、フィットしないランドセルよりも20%程度荷物が軽く感じると言われています。
また、肩や腰への負担が軽減されるため、子供の健康的な成長が阻害されることもありません。
萬勇鞄と黒川鞄は、さすが老舗とだけあって、子供の体、成長をしっかりと考えた良質なランドセルを提供しているのです。
共通点⑤:肩ベルトが左右非連動式のため、子供の体が大きくなっても無理なく背負える
萬勇鞄と黒川鞄のランドセルの肩ベルトは、左右非連動式となっています。
ランドセルの肩ベルトには左右連動式と非連動式の2種類があり、それぞれにメリットがあるのですが、非連動式のメリットは、子供の成長に合わせて、肩ベルトがジャストな位置に移動するということ。
子供の成長は早いもので、小学6年生ともなると、かなり体の大きな子もいます。非連動式のランドセルなら、体が大きくなっても窮屈にならず、無理なく背負えるため安心です。
共通点⑥:丈夫で型崩れしにくい
最後に、丈夫で型崩れしにくいこと。これも両メーカーのランドセルの共通点となっております。
ランドセルの内部に補強材が内蔵されているため、圧力をかけても簡単には潰れません。6年間しっかりと使い続けることが可能です。
以上が萬勇鞄と黒川鞄と共通点となっています。どちらも背負いやすく良いランドセルであることは間違いありません。
あとは、デザインや安全装置などを見て決めるのが良いかと思います。
萬勇鞄と黒川鞄の違いについて!料金や種類、ランドセルの機能など調査!
ここからは、両ランドセルの違いについてお話しいたします。
以下の内容を踏まえ、お子様と相談して、どちらのランドセルにするか決めていただければ幸いです。
相違点①:販売価格
当然のことながら、両メーカーのランドセルは販売価格の面において異なっています。
萬勇鞄と黒川鞄、それぞれのランドセルの価格をシリーズ別に書きだしてみましょう。
萬勇鞄:男の子用
|
|
ベーシック(牛革) | 62,700円 |
ベーシック(コードバン) | 95,700円 |
ファルベ(牛革) | 66,000円 |
ノブレス(牛革) | 66,000円 |
ノブレス(コードバン) | 99,000円 |
萬勇鞄:女の子用
|
|
グラシア(牛革) | 62,700円 |
ラッフル(牛革) | 66,000円 |
シェリーハート(牛革) | 68,200円 |
クローネティアラ(牛革) | 68,200円 |
クローネティアラ(コードバン) | 100,100円 |
黒川鞄
|
|
スムース牛革ワイド | 68,000円 |
スムース牛革ビッグ | 78,000円 |
シボ牛革ビッグ | 78,000円 |
シボ牛革ベーシック | 58,000円 |
オールコードバン | 198,000円 |
コードバンベーシック | 78,000円 |
一部のシリーズの価格を書き出してみました。萬勇鞄の特徴は、ランドセルが男の子用と女の子用で明確に分けられており、かつ牛革製品が全体的に安価であるということです。
人工皮革製のランドセルとそれほど変わらない値段で牛革製ランドセルを手に入れることができます。
一方の黒川鞄は男の用、女の子用といった区別がなく、シボ牛革ベーシックなど一部のシリーズを除いて、牛革製品が萬勇鞄よりも高額となっています。
その代わり、コードバンを使用したランドセルが78,000円から購入可能と、こちらは萬勇鞄よりもお手頃です。
こうして比べてみると結構な違いがありますね。
相違点②:収納機能
萬勇鞄と黒川鞄のランドセルは、A4紙用のクリアファイル等がすっぽりと収まる大容量で、基本的な収納機能には大きな違いはありません。しかしもう少し詳しく見ていくと、細かなところに違いのあることがわかります。
たとえば萬勇鞄には、通常の収納スペースとは別に、リコーダー用のポケットが付属しています。
ランドセルの右側にはDカンとナスカンが取りつけられていて、ここに給食袋や靴袋をぶら下げて運ぶことが可能です。左右の肩ベルトにもDカンが取りつけられています。
他方、黒川鞄のランドセルには、収納スペースの内装が豚革になっているという特徴があります。
豚革は牛革やコードバンに比べると高級感に劣りますが、非常に丈夫で傷に強い素材です。教科書やノート、筆記用具が擦れてもランドセルの中が傷つきにくく、綺麗な状態を長く維持することが可能です。
また、黒川鞄のランドセルには本体左右にナスカン、左右肩ベルトにDカンが取りつけられています。
右利き、左利き、どちらの子供でも使いやすいというところに特徴があるのです。
相違点③:安全装置
萬勇鞄ランドセルのカブセ、本体側面、肩ベルトには反射鋲・反射材が埋め込まれています。
これは光を強く反射して、子供の存在を知らせる事故防止機能。帰りが遅くなってしまったときにも安心です。塾やクラブ活動で帰りの遅くなる子供には特に必須の機能と言えるでしょう。
他方、黒川鞄のランドセルは、カブセ、本体側面、肩ベルトに反射鋲・反射材が埋め込まれています。
萬勇鞄は本体の側面に横向きに反射テープが埋め込まれているのですが、黒川鞄は、肩ベルトの縁に沿うようにして反射材が埋め込まれており、暗い場所で子供を正面から照らしたときにその姿が立体的に見えるという特徴があります。
反射鋲や反射材は、子供の安全を守るために必要不可欠な機能です。反射鋲、反射材の詳しい位置や数につきましては、両メーカーの公式サイトもしくは展示会でご確認ください。
相違点④:ランドセルのデザイン
そして最後に、ランドセルの色や形。これも当然異なります。
先述したように、萬勇鞄のランドセルは男女別にシリーズ化されていて、男の子が好みそうな、あるいは女の子が好みそうな魅力的なデザインが多数用意されています。
たとえば、シンプルで高級感のあるベーシックや、背当ての部分が白ではなく緑や青になったお洒落なファルベ、内装がチェックが柄になっていて大人の雰囲気があるノブレスや、カブセの縁にピンク色のラインが入ったクローネティアラなど、様々なシリーズがが用意されているのです。
色も牛革なら5色~7色程度の中から選ぶことができ、非常に自由度の高いランドセルとなっています。
では黒川鞄はどうなのかというと、こちらは男女別にシリーズが用意されているわけではなく、基本的にはランドセルの色、素材、大きさで選ぶような形となっております。
いずれのランドセルもごくごくシンプルで、他者メーカーでいえば「ベーシック」に当たるようなデザインのものがほとんどですが、色のバリエーションは多く、最大14色の中から選ぶことができます。
萬勇鞄ランドセルと黒川鞄ランドセル徹底比較まとめ
以上、萬勇鞄と黒川鞄をご紹介いたしました。どちらも優れたランドセルであることは間違いないでしょう。
牛革、コードバンを素材とするランドセルの中では業界トップクラスの品質を誇るといっても過言ではありません。
ぜひ皆さんも公式サイトにアクセスして、お子様と一緒にカタログを閲覧してみてくださいね。